2011年12月31日
信用の問題
2011年も今日で終わりです。
で、一昨日の午後、公園の小池の横で紅葉バックにモズを撮っていると、聞きなれない鳥の声がうっすら聞こえてきました。
茶室への坂を登ると、幼児広場の前に白い望遠レンズを三脚に付けた人の後姿を発見。
ルリビタキを撮るのに、夏季のルリビタキの囀り声を流して呼び寄せていたのです。
近づいて行くと、その方の頭上で興奮気味のルリビタキが警戒の声をあげていました。
自分の縄張りに別のルリビタキがやって来たと思い込んで、追い払うために声のする場所にすっ飛んで来たのでしょう。
その方は私に気づくとスイッチを切りましたが、この公園で何度かお会いしている野鳥の会の方でした。
以前どなたかにお名前を聞いたような気もしますが、もう忘れてしまいました。
野鳥の声を流し呼び寄せて撮影することは、野鳥にストレスを与えるのでやるべきでないと言われています。
私的にはメクジラを立てて怒るほどのことではないと思ってますが、ご本人も少なからずウシロメタサを感じているように見えましたが、そのままルリビタキを撮り続けていました。
まあ寒い中で一日待っても数回来るかどうかというルリビタキを待つより、声を流し呼び寄せればすぐに撮影することも可能で効率的?なのでしょうけど。。。
ただ、なによりも私が気になるのは、野鳥の声を流し呼び寄せて撮影することをすると、その方が撮った写真はすべて「声を流して呼び寄せて撮ったんじゃないの?」と思われてしまう可能性があるということです。
とても素晴らしい写真を声を流さずにフツーに撮ったとしても、どこかで疑われてしまうということです。
つまり信用を自ら無くしていると思うのですが。。。
まあ、そんな信用なんかよりも、とにかく撮れればいいという考えならば別にいいんですけど。。。
ついでにもうひとつ言うと、ご本人は自分一人だと思って声を流したんでしょうが、今回の私のように姿は見えなくても近辺にいるバードワッチャーもその声に惑わされて迷惑ですし、鳥撮りする人がアチコチでみんな声を流したら収拾がつかなくなりますよね。
ということで、話が長くなりましたが、その時のモズが今回の写真です。
赤モズ

Posted by Aoji at 17:43│Comments(0)
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